僕達急行 A列車で行こう 映画の感想です。

・・・といっても、書下ろし本を読んだ感想ですが。

面白い!!
222pでしたが、一気に読み終えてしまいました!

僕達急行A列車の内容は、
丸の内にある大企業・のぞみ地所で働く小町圭と、下町の鉄工所の二代目・小玉健太は、鉄道好きがきっかけで親しくなる。ふたりとも、趣味や仕事ではさくさく動けるのに、女性には弱腰。失恋した小玉は、転勤になった小町を訪ね、東京から青春18きっぷで福岡へ。一緒に九州を鉄道旅の途中、思いがけない出会いが…。森田芳光監督らしいこだわりの詰まった、心あたたまるコメディー映画をノベライズ。(「BOOK」データベースより)

登場人物が電車の名前というのもおもしろいですね。
小町圭のこまちは、東京駅 - 秋田駅間を東北新幹線秋田新幹線を経由して運行している特急列車の名前だし、
小玉健太のこだまは、東京駅 - 新大阪駅間と新大阪駅 - 博多駅間で運転されている特別急行列車の名前。

どちらも、新幹線でないところが映画のタイトルの由来でしょうね。
小町の彼女のなまえはあずさ。同僚はみどり。
小玉がお見合いした女性は、あやめ。

ほかに、人名に九州の地名 筑後や湯布院などが使われていて、
九州に住んでいる私にとって、親しみやすいものでした。

そして、ロケ地の名所ともなった伊万里の駅、駒鳴駅
1時間に1本しかない列車。ロケも大変だったでしょうね。

あまずっぱくて切ないストーリー。
だけどなぜか元気になるような素敵なお話でした。

スクリーンではどのように映っているのか、
見てみたいです。